懐かしのフォークソングを歌う大人のグループ
30代から40代のメンバー6人で結成されたフォークグループ「とんび」は、既に20年の歴史を誇るベテランバンドだ。
吉原商店街の静岡銀行前の「喫茶アドニス」でお客さんを集めて、不定期ながら「うたごえ喫茶」を開き、「みんなでいろいろな歌を思いっきり歌おう」というような活動が中心だ。
リーダーの松元さんは次のように語っている。
「ナイトバザールに出演するようになって1年以上になりますが、毎回たくさんのお客さんとの出合いで、楽しい時間を過ごさせてもらってます。もちろん昔のフォークソングを中心に歌っているので、反応が良いのは僕らと同じ世代のお父さんやお母さんですね。何曲かじっと聞いてくれたり、子連れのお父さんが『私も昔、バンドやってました』と懐かしそうに声をかけて頂けると、とても嬉しくなります。また、若い人や子供たちが、知らない歌でも興味をしめして聞いてくれるようです。」
「最初は道ばたで歌うことに抵抗があったのですが、たくさんのあったかいお客さんの声援に支えられて、月に一度の第二土曜日がとても心待ちになって来ました。これからもできる限り歌い続けていこうと思います。次のナイトバザールには、よかったら僕達の歌にも耳を傾けて下さい。それから、リクエストをもらうことがあるんですが、レパートリーが片寄っているのでなかなか対応できなくて、すみません。できる限り歌おうと思ってますので、懲りずに声かけて下さい。」
ナイトバザールでは、静岡中央銀行前が「とんび」のステージだ。今度はじっくり耳を傾けてみてはどうだろう。
(吉原宿かわら版1998/04/01号から)
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