ナイトバザール育ちの若き天才ジャグラー!
2001年2月のナイトバザールに初登場以来、度々ステージイベントでその妙技を披露してくれる「欲望のウサギ」。本名、宇佐美裕太郎くん。富士市柚木在住、1983年生まれの若き大道芸人だ。コマやボックス、炎を使った荒技まで大道芸の王道・ジャグリングの数々をこなし、毎回ナイトバザールの出演ごとにテクニックもレベルアップ。どんどん難易度の高い新ネタを取り入れ、見物客の驚きの声にこたえてくれる。
彼は小学生時代からナイトバザールのミニ四駆大会に参加、中学生となった1998年、当時一大ブームを巻き起こしたハイパーヨーヨー大会にも出場。第2回YO-YO認定会では数少ないハイパーレベルを早くもクリアしている。この才能に気付いたことと、当時見た「静岡大道芸ワールドカップ」でジャグリング界のカリスマ・イギリス出身の「スケートネイキッド」(1995年W杯チャンピオン)のパフォーマンスに触れたことで、ジャグリングの道を歩み始める。
その後、独学で次々とワザを取得。徐々に仲間も増え、2001年2月、初めて人前でデビュー。ほぼ同時期にナイトバザールにも登場した。
また、今や日本三大大道芸スポットとなった静岡の街中でも毎週のようにパフォーマンスを披露。ちなみに三大大道芸スポット、残りの二つは横浜と名古屋。残念なことにその名古屋へこの4月から大学生として進学する。名古屋の中でも大須は大道芸のメッカ。ハイレベルな中でその技に磨きをかけて帰ってきてくれるはずだ。そして、出場するだけでも難しい静岡大道芸W杯への挑戦という夢。なにしろ事前のビデオ審査だけでも100組近い応募があり、出場すると世界中からオファーが来る可能性もあるらしい。
その名も「JENYU」から始まり「ダメ×2ウサギ」そして「欲望のウサギ」と、レベルアップするごとに名前を変える出世魚のような男。今後の活躍を期待したい!
(吉原宿かわら版2002/2/1号から)
|