道しるべ

吉原宿の「道しるべ」復活!静岡銀行吉原支店角に再建

 東海道は江戸から現在の吉原商店街を通って六軒町で南に曲がって西横町となり、200メートルほど進んでから、さらに西へ曲がっていた。この曲り角に静岡銀行吉原支店が建てられているが、その道端に東海道の道しるべがあった。これは明治23年(1890年)に大宮街道の大改修を記念して建てられたもので、正面に東海道と刻まれ、「静岡へ十里半」、「大宮(現在の富士宮)二里半」と記されていた。この碑は今では広見公園にある富士市立博物館に野外展示されているが、文字も消えかかった状態だ。
 今回設置された「道しるべ」は木製で、高さ1メートル80センチ余り。三方に「東海道・吉原宿」と記され、各方面への距離が表示されている。最近では東海道ウォークなど旧街道を歩く人たちが増えているが、吉原宿でもっとも迷うのがこの曲り角。近々、吉原商店街の歩道上に埋込まれる予定の史跡案内プレートとともに、吉原の歴史を案内してくれるはずだ。

静岡銀行の協力でついに復活!今までわかりにくかった旧東海道もこれならバッチリ!三方には各宿場への距離が記され、「江戸・三十四里(134km)、原宿・三里(12km)、京都・九十里(354km)、蒲原宿・四里(16km)、大宮(富士宮)・三里(12km)」と刻まれている。

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