開催危機!2002年版吉原宿・宿場まつり


 昨年実施された東海道四〇〇年祭「吉原宿・宿場まつり」の興奮が形を変えて今年も登場…と、その概要を近日発表の予定で、プロジェクト進行中のはずだったが、諸般の事情で開催中止に追いこまれそうな情勢だ。

 今回のイベントは、昨年、静岡県内各地で行われた東海道四〇〇年祭が大好評だったことを受け、静岡県が「にぎわい創出事業」として今年度も予算化。四〇〇年祭へのイベント系エントリー団体が優先的に参画できるというもの。数あるイベントの中で、優秀賞を受賞した「吉原宿・宿場まつり」実行委員会も、新たな取り組みをしていこうと、事業計画を建て、なんとか事業費を捻出し、県の認可も受けていた。

 10月12日に実施する予定だったイベントの内容は「踊りにいかざぁ!東海道・吉原宿へ!」と銘打ち、メインに全国で大ブームを巻き起こす「よさこい」を計画。この春、中央公園で開催されたよさこいイベントを上回る規模を想定していた。さらに、毎年10月に行われる吉原天神社の大祭「秋のおひまち」のきらびやかな稚児行列をも取り入れ、宿場町の伝統とエネルギッシュな踊りがミックスした祭り空間が、歩行者天国となる吉原本町通りを舞台に現われるはずだった。

 しかしイベント実施にあたり、現在のところ、最重要かつ最大の問題がクリアできそうにない事態となっている。まだまだ予断を許さないが、続報をお待ちいただきたい!

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