2001年の本番並のビッグな内容で開催された８月の「吉原宿・宿場まつり」プレイベント。当日の天気予報は台風直撃、降水確率も100%のはずだったが、奇跡的に天気にも恵まれいつもと変わらぬ熱帯夜のもと、大変な人出で賑わった。

　たびかさなる交渉にもかかわらず、当局の指導により予定していた吉原本町通り全面歩行者天国は実施できなかったものの、メインの「時代パレード」は、富士木遣(きやり)愛好会と祭保存会「氣組」による遣声(やりごえ)からスタート。吉原小学校や吉原第一中学校の吹奏楽の演奏に、ほら貝の吹き鳴らしを先導に曙幼稚園園児による時代衣装行進や、紙をテーマに小学生たち扮する護衛の侍の進軍が続く。そして、特製の駕篭(かご)や人力車も登場！さらに、江戸時代の装束を身につけた町人・瓦版売・忍者・股旅・十手持ちなどが練り歩いき、総勢300人以上にのぼる時代絵巻が繰り広げられた！

　また、中央ステージでは「第六天太鼓保存会」の豪快な演奏が行われ、吉原地区女性の会による小粋な「吉原茶屋」も2か所に出現。よしわらナイトバザールでもお馴染みの「ゲームコーナー」や、「宿場スタンプラリー・ガラガラ抽選会」も実施された。

　そして、圧巻は「吉原祇園祭」から特別出演の「宮太鼓」と「祭囃子」だ！夜9時のイベント終了まで祭太鼓が街に鳴り響き、吉原の真夏の夜はお祭り騒ぎとなった！本来、全面歩行者天国となれば、20台近くの山車が繰り出すはずだったが、こちらは2001年のお楽しみ！